あらすじ
SNSで司法制度の問題を発信していた弁護士・村瀬遥。
取調べの末に心を壊され、やがて命を失った十八歳の介護福祉士見習い・白川澪の話を書き続けていた。
有罪率99%。
代用監獄。
接見禁止。
自白偏重。
遥は弁護士として十七年間、その問題を見てきた。
だがある日、遥自身が業務上横領の容疑で逮捕される。
身に覚えのない疑い。
繰り返される取調べ。
「認めれば、今日帰れます」という言葉。
取調室の外側に立ち続けてきた弁護士は、初めてその内側を知る。
これは、沈黙と記録についての物語。
※本作はフィクションです。登場する人物・事件は架空のものです。
作中で扱われる刑事司法制度や社会的論点には、現実に議論されている事柄が含まれます。