あらすじ
45歳の派遣社員の佐々木香織は、契約満了を告げられ失業する。
擦り切れて使い捨てられるだけの生活の中で、唯一の支えは少額ずつ積み立ててきた世界分散型インデックス投資だった。
光に包まれ意識を失った彼女が目を覚ますと、そこは異世界。
手元に残ったのは通勤服とバッグ、そして法事用に用意していた真珠のネックレスと珊瑚の数珠だけ。
宿屋での手伝いをしながら生活の基盤を整え、この世界の物価、流通、価値を知っていく。
商業ギルドの代表や、金融の才能を秘めた少年との交流を通じて、香織はこの世界に「投資」という仕組みを根づかせていく。
目指すのは、無理をせず、穏やかに生きること。
そのために支えとなる基盤を作ること。
しかし魔物の襲来という危機が訪れる――。
これは、一攫千金でも英雄譚でもない。
長期・分散・生活重視。
45歳の女性が積み立てる、「第二の人生」の物語。
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