あらすじ

夫に女がいることを、わたしは知っている。 知っていて、何も言わなかった。三十年、妻をやってきて、心はとうに冷えきっていた。 夫がわたしの財を女のために動かしていると知っても、怒りひとつ湧かない。そのことに、ぞっとした。 いつから、わたしはこんな女になったのだろう。 ──ある日ふらりと、三十年ぶりに屋敷の外を歩いた。その先で、忘れていた自分に出会う。

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小説を読もう2026/06/26
  • 現在の作品年をとった、ただそれだけ ~夫も、女も、奪われた財も、どうでもよかった~