あらすじ
第二皇女であるシルヴィアは、家族からないがしろにされて育った。
他国の王族や有力貴族に嫁ぐのが普通なのに、なんと叙爵したばかりのルフォン男爵のもとへ送られるなど、まさに屈辱の極み。
ないがしろを通り越して、いらない子扱いだ。
と、自分では思っていたのだが、じつは普通にものすごく愛されていたことを、嫁ぎ先で知る。
なんとルフォン男爵は幼少の頃からシルヴィアに思いを寄せており、彼女を娶るために数々の功績をたててきた。
両親も兄も姉も弟たちもルフォンの想いを知っていたから、シルヴィアに悪い虫がつかないよう、舞踏会にも連れて行かず、外交の場にも伴わなかったのである。
「じつはこんなに愛されていたなんて知らなかった。恩返しするのです! この男爵領を豊かにすることで!」
みんなから密かに愛される皇女さまから、みんなに愛される男爵夫人へと暮らすチェンジしたシルヴィアは、張り切って領地改革に乗り出すのだった。