あらすじ
霊力や妖怪、怪異、呪いが蔓延る現代の世界において、陰陽師の名門であり、御三家の一角である九十九神楽家に生まれた少年…九十九神楽宵明(つくもかぐらしょうめい)。
江戸時代から平成の現代へと代々続く陰陽師家の第6子である彼は、“18歳で死ぬ未来”を知っていた。
否、一度殺されて、過去を遡り、幼い頃の自分へ戻ってきたのだ。
二度目のの人生で宵明が望むのは、ただ強くなることだけじゃない。
実家である九十九神楽家の崩壊を招く兄姉弟妹の不遇の死、分家との確執、そして一族に巣食う不吉な呪い…これらの回避である。
未来で起きる破滅をひとつずつ潰しながら、宵明は家族を守る陰陽師になることを決意する。
そんな宵明の前に現れるのは、未来で宵明を殺すはずの天才少女…神木凪桜(かみきなぎさ)。
人と妖怪の血を引き、雷の力を宿す半妖の彼女は、やがて宵明の相棒となり、運命を大きく揺さぶっていく。
霊術、五行術、式神術、結界術、そして【術式】。
友情と家族、そして宵明と凪桜との絆が試される中、宵明は十二支に基づいた十二の式神を操る術式を屈指して、困難を乗り越える。
これは、破滅の未来を喰い破り、百の式神と共に運命へ抗い、いずれ現代最凶と呼ばれる宵明の物語を描く【現代陰陽ファンタジー】である。