あらすじ

現代日本に、突如としてダンジョンが発生した。 危険な異形、未知の鉱石、現実ではありえないアイテム。政府も企業も対応に追われる中、世間では未発見の入口を探す者たちが現れ始めていた。 三十歳の会社員である主人公には、夢も目標もなかった。家庭もなく、熱中できる趣味もない。ただ働き、ただ日々を過ごすだけの人生。そんな彼の心を、ダンジョンという未知の存在が初めて強く揺さぶった。 今逃したら、一生後悔する。 その思いに突き動かされ、主人公は会社を辞める。退職までの有休消化期間、彼は最低限の装備を整え、未発見のダンジョンを探し歩いた。 そしてある日。 人目につかない場所で、彼はそれを見つける。 現実には存在しないはずの入口。暗闇の奥から、冷たい空気が流れ出している。 報告すれば、ここはすぐに封鎖される。自分はただの第一発見者で終わる。 少しだけなら。 そう自分に言い聞かせながら、彼はダンジョンの前に立っていた。 高鳴る鼓動は胎動にも似ていた。

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小説を読もう2026/06/26
  • 現在の作品寄生虫と行く現代ダンジョン