あらすじ
※「AI間接利用」に適応する作品です。
平民の少女ミア・ローデンは生まれた時の産声で村人や馬を癒したほどの聖女の力を持っていた。
七年にわたり王都の聖女院で学び聖女認定試験でも十分な力を示したミアだったが、選ばれたのは力の弱い侯爵令嬢クラリッサだった。王家と教会は都合の悪い強い候補者たちを試験のたびに落とし、扱いやすい令嬢を聖女に据えたのだ。
ミアは不合格を受け入れ故郷のローデン村へ帰る。そこには彼女の産声で命を救われた幼馴染のカイルがいた。村で怪我人や馬を診ながら暮らすうちミアは王都の聖女ではなく依頼を選ぶ治療師として自分の足で立ち始める。
一方、王都では力の足りない聖女を抱えた王家と教会が疲弊していく。やがて大聖堂はミアに「聖女補佐」として戻るよう命じてくるが――。
国がどうなろうが、知らない。病人がいるなら、病人の名前で依頼を出せばいい。
聖女になれなかった少女が、故郷で幼馴染と未来を選ぶ短編。