あらすじ
卒業夜会で第二王子から婚約破棄と、金貨一万二千枚の横領を突きつけられた公爵令嬢アドリエンヌ。証拠は、彼女が管理したはずの帳簿――だが前世の彼女は、粉飾決算を暴く公認会計士だった。
足し算の不一致。焼失した孤児院への寄付。同一番号の支払証書二通による、街道工事費の二重払い。偽帳簿を一頁ずつ監査すると、消えた金は王子派の番頭へ流れていた。
「殿下。その帳簿で私を陥れるには、少々出来が悪すぎます」
潔白を証明した彼女を庇ったのは、半年間、彼女の領地会計を読み続けてきた氷の財務卿テオドール。三か月に及ぶ共同監査を終えた日、彼が差し出したのは、辞令ではなく求婚だった。
数字で濡れ衣を晴らす会計ざまぁ×仕事のできる二人の溺愛短編。
※流血なし、ざまぁ完遂、ハッピーエンド。読後はスカッと&きゅん。