あらすじ
ある日、隕石が降ってきた。後に魔族と呼ばれる知的生命体を伴って。
世界は混沌に満ち、戦火は広がった。両種族の闘争は大きな犠牲を伴い、そして終わった。お互いに深い悔恨と溝を残して。
三ツ木サヤカは、そんな魔族との争いによって家族を失った。唯一生き残ったのは歳の離れた妹だけ。彼女が魔族を憎むのは必然だった。
サヤカは魔族との闘争に明け暮れ、いつしか裏社会の用心棒となっていた。そんな彼女のもとに、一件の仕事が舞い込む。
「このままその身を切り売りして破滅するか、私の付き人となるか……さぁ、好きな地獄を選びなさい」
魔族にして世界的に有名なバンド『オリオン』のリーダー、皇《すめらぎ》ルーシーはサヤカへ告げる。自分の用心棒として、私を守れと。
破格の条件と給与。妹の未来のため、サヤカに選択肢は無かった。そして始まる、彼女との半年間の旅路。
魔族の未来を願う少女と、魔族嫌いの用心棒。二人の旅路の先に待つものとは、一体何なのか。それはまだ、誰にも分からない。