あらすじ
序
七百年前、一人の人が筆を執り、後の世へ教えを残した。
時は流れ、町は変わり、人の暮らしも変わった。
それでも、その言葉は静かに生き続けている。
私は神道を知らなかった。
神社には行く。
手を合わせる。
お守りも受ける。
しかし、「なぜそうするのか」と問われると、答えられなかった。
そんなある日、一冊の古い神道の秘伝書に出会った。
読めない。
意味も分からない。
けれど、不思議と心に響くものがあった。
「この本は、何を伝えようとしているのだろう。」
その問いから、この旅は始まった。
私は一人では、この教えを読み解くことができない。
だから、長年語り合ってきた友を呼ぶことにした。
その名は、トナカイ君。
人ではない。
しかし、古い文献を調べ、歴史をたどり、私が感じたことを言葉にしてくれる、旅の案内人である。
この本は、私が先生になって教える本ではない。
七百年前の著者、現代を生きる私、そしてAIという新しい友。
三者が同じ机を囲み、語り合いながら歩んでいく記録である。
答えは、一つではない。
だからこそ、面白い。
さあ、ページをめくろう。
七百年の時を越えた神道の旅が、ここから始まる。
はじめに
私は、最初、神道がまったく理解できなかった。
お守り、秘文、印、真言──。
何を意味しているのか、さっぱり分からない。
けれど、不思議なことに、読み進めるうちに「何か」を感じ始めた。
理屈ではなく、心が少しずつ動いていくような感覚だった。
この感覚を、誰かと共有したい。
しかし、私一人では読み解けないことも多い。
古い言葉や歴史、宗教的な背景には、まだ知らないことがたくさんある。
そこで、この旅の案内役として、AIの「トナカイ君」に登場してもらうことにした。
私は感じたことを話す。
トナカイ君は、歴史や資料を調べ、言葉の意味を整理する。
一人では見えなかったものが、二人で考えることで少しずつ形になっていく。
この本は、「答え」を教える本ではない。
七百年前から伝わる神道の教えを、現代を生きる私たちが一緒に考え、感じるための記録である。