あらすじ
前世で大罪を犯し、処刑された一人の罪人。
死後、神の前へ導かれた彼は、罪を償う機会として異世界へ転生することになる。しかし与えられたのは祝福ではなく、人間を視界に入れた者すべてを狂わせ、やがて死へ至らしめる『贖罪の目』だった。
神はただ一言だけ告げる。
「罪を償いたいならば、その世界を救え。」
救う方法は教えられない。
世界が救われたかどうかを知る術もない。
主人公は赤ん坊として生まれ変わるたび、呪い子として忌み嫌われ、人類からは災厄として命を狙われる。それでも誰かを救おうと手を伸ばせば、その目は大切な者さえ奪ってしまう。
そして死ねば、再び神の前へ。
記憶の大半を失い、別の世界へ転生する。
名前も、顔も、思い出も消える。
それでも胸には、「大切な誰かを自分の手で失った」という痛みだけが残り続ける。
これは、終わりなき輪廻の中で罪を背負い続ける一人の罪人が、誰にも理解されることなく世界を救おうと足掻き続ける、孤独な贖罪の物語。