あらすじ
平民の出でありながら、剣の才と戦場での功績によって第一騎士団長にまで上り詰めた男、レオン・アークス。
半年に及ぶ戦争を勝利へ導いた彼は、王都へ凱旋し、人々から英雄として迎えられる。
しかし、その栄光は長く続かなかった。
国王暗殺未遂。
現場に残されていたのは、レオンの紋章が刻まれた短剣。
さらに、王都制圧を企てたとされる偽造文書まで見つかり、彼は一夜にして英雄から反逆者へと堕とされる。
信じていた王は意識不明。
味方であるはずの騎士団は封じられ、貴族たちは彼の処刑を望む。
処刑前夜、レオンは決意する。
逃げるためではない。
生き延びるためでもない。
真実を暴き、自分を陥れた者たちを討つために。
祖国を追われ、傷つきながら国境を越えたレオンが出会ったのは、政争に揺れる隣国の王女だった。
失った忠義。
奪われた名誉。
そして、王国の裏で蠢く巨大な陰謀。
これは、全てを奪われた元騎士団長が、異国の王女と共に再び剣を取る物語。