あらすじ
魔女の森『マレフィカ』。そこは17歳の少年ブラフが、たった一人で世界だと思い込んできた檻
彼の日常は、相棒の鴉『グラム』に捧げる宝石の採掘だけ。
しかし、森の動物たちがつがい(番い)で生きる姿を目にするたび、ブラフの心には小さな違和感が芽生えていた。
「なぜ、俺の周りには魔女しかいないんだ?」
鴉の失言が引き金となり、ブラフは世界の『外』を知ってしまう。
アイリスの制止を振り切り、結界の亀裂から外の世界へ飛び出した少年が最初に出会ったのは、一人の王女だった
。
彼女と対峙した瞬間、少年の口からこぼれた言葉は――。
「お母さん……?」
閉ざされた森の真実と、血の運命が交錯する王道ファンタジー、開幕