あらすじ
勇者は魔王を倒した。
長かった戦いは終わり、倒れていた仲間達も神眼で確認した限り生きている。 これで全部終わり――そのはずだった。
魔王を倒した事で現世に戻れた勇者。いや元勇者 相馬ユウシは自室の天井を見て安堵する。
だが次の瞬間、自分が二歳の子どもになっていることに気づいた。
既に亡くなっていた筈の母親。 転生前は居なかったはずの生まれたばかりの妹。
赤ん坊がうっすら目を開いた瞬間、頭痛とともに神眼が発動する。
そこに表示されていたのは――
『魔王』
これは、元勇者と元魔王が兄妹として人生をやり直す物語。
そして勇者はまだ知らない。
自分達の運命を、天界から愉しげに見下ろしている存在がいることを。