あらすじ
神格鑑定局の片隅にある隔離部署、第八文書管理室。
そこでは、記録不備、記述欠落、担当者死亡、記憶障害などにより通常データベースへ登録できなかった報告書を、紙の資料から復元している。
一般事務員の俺は、奇妙な報告書を見つけては、ミステリアスな先輩のもとへ持ち込む。
先輩に褒められたい。
先輩の話をもっと聞きたい。
ただ、それだけだった。
けれど、先輩が「それじゃあ、そこはそうしておこうか」と微笑むたび、欠けた報告書は少しずつ整っていく。
そして、整った報告書は――本当にあった事件になる。