あらすじ
立ち入り禁止となった廃校舎――月見台第二中学校。
かつて統合によって閉鎖されたはずのその校舎には、「第一中よりも危険な七不思議が存在する」という不気味な噂があった。
ある夜、壱子、六斗、祐一の三人は、その真相を確かめるため旧校舎へ足を踏み入れる。誰も触れていないはずの門が開き、まるで彼らを迎え入れるように校舎は静かに口を開く。
しかしそこで待っていたのは、常識の通じない怪異の数々だった。
重力が反転する教室。歩くたびに足音が増殖する廊下。名前を呼び続ける放送室。人を記録へ閉じ込める写真部室。意思を持つ競技場。言葉そのものが増殖する図書室。そして校舎全体の秘密へと繋がる屋上――。
それぞれの怪異には独自の「ルール」が存在し、力任せでは突破できない。三人は知恵と勇気、そして互いへの信頼を頼りに七不思議へ挑んでいく。
やがて彼らは、この校舎が単なる心霊スポットではなく、もっと根深い“何か”を抱えていることに気づく。
月見台第二中学校とは何なのか。そして、七不思議の先に待つ真実とは――。
恐怖と謎が交錯する学園怪異譚、第2弾。