あらすじ

何の取り柄もない高校生・燈本灯真(ともと とうま)は、六つのときに父を亡くし、その面影さえ、ほとんど覚えていない。教室のいちばん外側で、息をひそめるように生きる毎日。そんな彼に唯一遺された、父の言葉はこうだ。 『誰かが、暗がりでうずくまっていたら。おまえの灯を、分けてやりなさい』 ある夜、灯真は、人ならざる化け物に襲われる。絶体絶命のその時、彼を救ったのは――亡き父が、遺していた、ひとつの「灯」だった。 灯真の一族には、〈継灯(けいとう)〉という力が眠っていた。強い覚悟の瞬間、時を越えて、同じ血を引く者と繋がる力。過去を生きる、父。現在を生きる、灯真。そして――まだ見ぬ、未来の息子。 時を隔てた三世代が、ひとつの血脈として、ひとつの戦いに挑む。立ち向かうのは、同じく時を越える力を持ち、世代を越えて暗躍する、もう一つの一族。その企ては、息子の生きる未来を、静かに、滅びへと導いていた。 失った父と、繋ぐ未来の、あいだに立つ少年。最弱だった彼が、時を越えた絆を支えに、定められた運命へと立ち向かう。 過去・現在・未来が交錯する、感動の異能譚――。

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小説を読もう2026/06/25
  • 現在の作品継灯 〜最弱の僕が、亡き父と未来の息子と、時を越えて世界を救う〜