あらすじ

すべてが、炎に呑まれた夜だった。 巫女姫・澪(みお)が守りつづけてきた都は、地の底より解き放たれた禍(まが)つ神によって、一夜にして滅び去った。最愛の人――時雨(しぐれ)を、その腕の中で喪い。澪もまた、息絶える。 そのはずだった。 気づけば澪は、すべてが壊れる半年前へと、時を巻き戻されていた。胸に提げた、白銀の勾玉(まがたま)とともに。 (今度こそ、誰ひとり死なせはしない) 固く誓い、運命に抗おうとする澪。だが、その行く手を、ただひとり、執拗に阻みつづける者があった。 「今度こそ、おまえの好きにはさせない」 それは――かつて、誰より優しかったはずの、最愛の人だった。 なぜ、彼もまた記憶を持っているのか。なぜ、氷のように冷たく、彼女を拒むのか。彼は、裏切ったのか。 幾度も繰り返される半年の果てに、澪を待ち受ける、あまりにも切ない真実とは。 運命を変える力を得た巫女と、それを阻みつづける最愛の人が織りなす、和風やり直し物語。

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小説を読もう2026/06/25
  • 現在の作品巻き戻る世界で、わたしは何度でも殺される 〜運命を変える力を得た巫女と、それを阻みつづける最愛の人〜