あらすじ
公爵家の長男でオメガのリオネルは、事故番をきっかけに聖騎士候補のレオンハルトと結婚する。
しかし二年後、リオネルは父の失脚で離縁され、北国へ追放されるように去った。
北国へ追われたリオネルは、誰にも言えない“秘密”を抱えたまま孤児院で働いている。
そして四年後――王国監査官となった元夫レオンハルトが赴任し、助手としてリオネルを雇う。
二人の間にはまだ消えない想いが残っていた。
やがて明らかになる、二人を引き裂いた過去の真実と隠された絆が、静かに雪解けを始める。
雪の国で、失われた絆が結び直されていく。
別れたはずの二人が、再び向き合う物語。
リオネル・アルヴィオン(Lionel Alvion)
年齢:18歳~24歳
性別:Ω(オメガ)
身分:アルヴィオン公爵家の長男
容姿:銀髪・水色の瞳、儚く透明感のある美貌
性格:静かで聡明、芯は強いが自己評価が低い
能力:神学校の成績トップ、魔力適性は高いが控えめ
現在の職務:孤児院である教会の神父見習い、監査官の助手
レオンハルト・ヴァルター(Leonhardt Valter)
年齢:18歳~24歳
性別:α(アルファ)
身分:ヴァルター公爵家の嫡男
容姿:榛色の髪と瞳、端正で凛々しい美丈夫
性格:誠実・不器用・責任感が強い
能力:元・聖騎士候補のエリート、武術・魔力ともに優秀
現在の職務:王国監査院の監査官
リオン(Rion)
年齢:3歳
リオネルの隠し子
ルミナリア王国
光の神を信仰する宗教国家。神殿と王権が並び立つ独特の政治体制。
首都:セラフィオン(Seraphion)
北方領:ノルディア(Nordia)
離縁されたリオネルが住む土地。レオンハルトが官吏の勉強に行った寒冷地。 雪原と湖が多く、行政官の登竜門となる学舎がある。
神殿組織:ルクス聖堂会
神学校・聖騎士団を運営する国教組織。
ルクス神学校(聖学院)
聖騎士・神官・行政官を育てるエリート校。
監査官(王国監査院)
王直属の特別職。
行政・軍・神殿の不正を調査する“王の目”。
貴族でも容赦なく調査対象にできる強い権限を持つ。
聖騎士団
聖堂会直属の武力組織。
神殿の守護と魔物討伐を担う“神の剣”。
王権と神殿権力の間には微妙な緊張があり、
監査官と聖騎士団は協力しつつも牽制し合う関係にある。