あらすじ
王太子アルベルトは、私の婚約者だった。
子供の頃から大好きだった人。
けれど、ある日から彼は別人のように変わってしまう。
夜な夜な遊び歩き、婚約者の私を置き去りにし、他の女性と親しくなり、ついには王太子の地位を剥奪されて辺境へ追放された。
私は傷つきながらも彼を嫌いになり、新たな王太子となった第二王子セドリックの婚約者になる。
優しく寄り添ってくれるセドリックとの日々。
けれど私は知らなかった。
アルベルトが私を傷つけ続けたのには理由があったことを。
彼が地位も名誉も未来も捨て、自ら悪役を演じていたことを。
そして――私が愛していた人も、私を愛していた人も、本当は違っていたことを。
これは、すれ違い続けた二人が、すべてを壊した先で結ばれる物語。