あらすじ

アルヴェイン聖王国の聖騎士メイヤは、魔族戦士長との戦いに敗れ、滝へ流され瀕死となる。 薄れゆく意識の中で聞こえたのは、衣の妖精キルトの声。 命を「仮縫い」する代わりに、魔族領に失われた七つの衣のほつれを取り戻してほしい――そう告げられる。 だが、川岸へ近づいてきたのは救助ではなかった。 祖国の兵は、メイヤを「裏切り者」として処分しようとしていた。 そして敵であるはずの魔族の少女ロナこそが、彼女を助けに来たのだった。 魔王城で目覚めたメイヤが見たのは、武器や鉱山技術には優れているのに、服も包帯も寝具もずた袋同然の魔王領。 柔らかな布も、子供の布遊びも、命を守る包帯も、この国にはほとんど存在しない。 裁縫などできない聖騎士メイヤ。 衣のほつれを感じ取る妖精キルト。 そして、牢から救い出された服飾狂いの親友ロット。 これは魔王を倒す物語ではない。 祖国に殺されかけた聖騎士が、敵だと思っていた魔王領で、布と糸と服の力によって世界のほつれを縫い直していく物語。 ずた袋だらけの国に、七つの衣革命が始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/06/25
  • 現在の作品魔族は敵のはずでしたが、今は仲良く魔王領を縫い直しています 〜女騎士メイヤとほつれの妖精キルトの衣革命〜