あらすじ
水滸伝で「不義の女」として殺される潘巧雲。
だが、その中身は現代日本の大企業で働く三十代の役員秘書だった。
結婚間近だった彼女が目を覚ますと、そこは北宋の世。
自分は楊雄の妻・潘巧雲になっていた。
夫は選んでいない。
裴如海に逃げる気もない。
石秀に裁かれるつもりもない。
ならば、逃げるしかない。
彼女が連れていくのは、男ではない。
家の中で一番逃げ場のない下女、迎児だった。
夫から、下女を連れて逃げる。
不義の女と呼ばれた潘巧雲が、十字坡、孫二娘、二龍山へ流れ着き、自分の居場所を作り直す水滸伝転生譚。