あらすじ
台風で道路を塞いだ巨木をどかす。畑を荒らすカラスを追い払う。交通事故の現場で応急処置をする。
──地方都市の一角にある謎の研究所。そこに所属する3人の少年少女は、ロボット変形、怪獣召喚、変身能力という、世界を救えるレベルの超能力を持っていた。
だが、彼らに下される指令は、いつも市役所の出先機関のような地味なインフラ貢献ばかり。
巨悪も出なければ、敵組織も現れない。あるのは、他人の乗り物をロボットにする罪悪感と、ガチャ感覚でしか選べないランダム変身の悲哀だけ。
「今回はボーナスレベルの活躍だな」
「博士、それ絶対どこかから裏金もらってますよね?」
これは、凄まじい能力を完全に無駄遣い(?)しながら、町内の平和と予算(?)のために奮闘する能力者たちと、胡散臭い天才博士の、ちょっとおかしな日常の記録。