あらすじ

高山はかつての恋人・佐伯遥の足跡を追い、大学関係者や元同僚から彼女の失踪の真相を聞き出す。遥は学生時代に纒向の未調査遺跡に侵入して以降、巫女の霊力が38歳で次の器へ遷るという古文書の伝承に囚われ、7年前の38歳の夏、現場近くの土砂崩れで命を落としていた。 遥が遺した古文書の記述から、輪廻の連鎖を断ち切る鍵が「対の鏡」にあると確信した高山は、福岡から持ち出された半欠けの青銅鏡を手がかりに、纒向の遺跡を再び掘り進める。土中からかつて二人で買ったお守りと、もう半分の鏡を発見したその瞬間、朝の光の中に17歳の遥の陽炎が現れ、感謝を告げて涙とともに消え去っていった。

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カクヨム
カクヨム2026/06/25
  • 現在の作品陽炎の鏡 ― 秘巫女の輪廻、鏡が繋ぐ空白の歳月