あらすじ
「はぁ、授業めんどくさ。さぼろうかな」
「クルガン様、授業は出られませんと。教養が身につきませんよ?それにしっかり聞くと案外面白い物です」
「あのさぁ、俺そんなに意識高くないから。アリアっていちいち鬱陶しいよね。――あんまり面倒な事ばかり言うと婚約破棄するよ?」
クルガンのお決まりの台詞。私が何か意に添わない発言をするたび、婚約破棄をちらつかせてくる。わたしの家は男爵家、クルガンの家は伯爵家。嫁入りする形となるのだから、婚約破棄をされたらたまった物では無い。私は黙るしかなくなってしまうのだ。――いつもであれば