あらすじ
「私は……死んだのではなかったのか?」
三好義継らの軍勢に包囲された二条御所。逃げ場を失い、名刀を振るい続け、鮮血の中で倒れたはずの第13代将軍・足利義輝。
しかし、彼が次に目を開けたのは、かつて幼い頃に過ごした京の屋敷の寝所だった。
29歳で迎えた無念の死。
あの凄惨な最期と、傾きゆく室町幕府の末路を鮮明な記憶として持ったまま、義輝は幼少期の「菊童丸」として二度目の人生を歩み出す。
剣聖・塚原卜伝から授かった最強の剣術。
そして、これから起こる全ての動乱を知る者としての先見の明。
「今度こそ、腐りきった乱世を終わらせる」
三好、細川、松永……かつて自分を裏切り、殺した者たちがまだ野心を抱く前に。
将軍の威信を取り戻し、戦国の世に再び黄金の時代を築くため、幼き将軍が最強の剣を手に歴史を塗り替える!
これは、一人の将軍が愛する家族と幕府を守り抜き、戦国乱世を力と智謀で統べる英雄譚。