あらすじ
「僕が見ている赤色は、本当に君が見ている赤色と同じなのだろうか?」
幼い頃から、相馬遼はそんな疑問を抱いていた。
大学で出会った月花ヒヨリと共に過ごした青春の日々。
やがて二人はそれぞれの道へ進み、遼は月面移住計画に参加することになる。
2047年。
月面第三基地のリーダーとなった遼は、人類の常識を覆す未知の現象に遭遇する。
月に存在する謎の建造物。
ルナジャイアントと呼ばれる未知の生命体。
そして観測されるはずのなかった、【何か】。
一方、地球では人類そのものに異変が起こり始めていた。
覚醒する新人類。
激化する対立。
空を覆う巨大な光の輪。
やがて人類は、かつてない選択を迫られる。
意識とは何か。
人間とは何か。
そして、理解し合うとは何か。
これは、クオリアを追い求める一人の少年が抱いた小さな疑問から始まる、人類と宇宙の未来を描く短編SF物語。
全部で27話構成です。