あらすじ

吉原の呼出・凪乃は、美しいから頂点にいるのではない。覚えているから、ここにいる。客の顔、金の流れ、権力の地図を一冊の帳面に記してきた女が、ある雨の夜、損得を知らない蘭方医・玄斎と出会う。 病、治療、破談、居場所の喪失。それでも凪乃は感情ではなく順番で考えた。自分を売って男を逃がし、横浜へ渡り、行き場のない女たちの施設を作る。 救われた女が、救う側になる。帳面の最後の頁に残された一行が、すべてを語る。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/23
  • 現在の作品凪乃の帳面―吉原に生きた女の、命の記録―