あらすじ

※カクヨムにマルチ投稿済み  七月に入ったあたりから、故郷の風景を何度も思い出し、胸騒ぎに近い不快感がざわざわと全身を駆け巡るようになった。  一連の不快感が故郷にあるという確信が日に日に高まり、暴いてやろうと帰省を決めた私。  帰省の旨を連絡すると、母は快諾しつつも、どこか浮き立つような空気を言外に匂わせる。 『ねぇ。木村のおばあちゃんや、洸一くんのこと覚えてる? 洸一くん、ここに戻ってきておばあちゃんを介護していたんだけどね』  聞く価値もないと話を聞き流そうとした瞬間、母の言葉に思考が停止する。 ――七月に木村のばーさんが首を吊って死に、ばーさんの介護をしていた洸一が死体の第一発見者になった。  ばーさんはなぜ命を絶ったのか。  ばーさんの魂に導かれたかのように、私は故郷に帰省する。

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エブリスタ2020/09/21
  • 現在の作品薄情の赤