あらすじ
高校生の赤田茜は、祖母から譲り受けたスマホに夢中だった。
映える写真、伸びる動画、バズる投稿――いつもSNSのことばかり考えている茜は、ある日「ラビガール」と名乗る少女からメッセージを受け取る。誘われるまま花畑へ向かった彼女を待っていたのは、思いもよらない危険だった。
一方その頃、警視庁ネット犯罪対策課特務班の狩野美沙と犬田亮は、ラビガールのアカウントを追跡していた。やがて茜は、SNSに投稿した何気ない情報から、自分や家族の居場所が特定されていたことを知る。
さらに事件の裏には、十五年前に途切れたはずの因縁と、莫大な仮想通貨をめぐる秘密が隠されていた。
「いいね」が欲しかっただけなのに――。
SNSに依存する少女が、ネット社会の闇と向き合いながら成長していく現代サスペンス。
承認欲求の先にある、本当に欲しかったものとは。