あらすじ
牧野ひより、26歳。
身長145センチ。
社会人になった今でも小学生や中学生に間違われることがあるほど小柄で童顔な彼女には、人には言えないコンプレックスがあった。
そしてもうひとつ、人には言えない秘密がある。
――大きくて節くれ立った男性の手が好きなのだ。
営業部の高瀬 匠の手は、まさに理想そのものだった。
一方の高瀬にも秘密があった。
彼は昔から、小柄で、胸が小さな女性に惹かれてしまう。
だが、その好みを打ち明けたことで心ない言葉を向けられた過去があり、ずっと胸の内に隠して生きてきた。
手フェチのひより。
低身長ちっぱいフェチの匠。
お互いに〝好きな部分〟から始まった恋。
けれど、距離が近づくほどに二人は気付いていく。
本当に好きなのは、手だけじゃない。
本当に好きなのは、小柄なところだけじゃない。
好きになったきっかけは、確かにそこだった。
でも今、好きなのは――そこじゃない。
フェチから始まる、少し不器用で優しいオフィスラブ。