あらすじ

山と海と田んぼに囲まれた小さな町。

全校生徒三十人、同級生はたった九人しかいない県立高校に通う山城龍也には、ずっと気になっている女の子がいる。

幼なじみの黒田小夜子。

だけど小学生の頃のとある大失敗が原因で、彼女からは今でも目を合わせてもらえない。

そんなある夏の日、駄菓子屋『ブラックホォル』で小夜子の祖母から「最近あの子の様子がおかしい」と打ち明けられる。

ぼんやりしている。
ため息ばかりつく。
夕方になると決まって神社へ向かう。

心配になった龍也は、喧嘩っぱやいけれど霊が視える幼なじみの安藤虎徹と、地主の孫で理性派の鷹司とともに、小夜子の異変を探り始める。

笑って、騒いで、寄り道して、時々喧嘩して。

これは、全校九人の田舎高校で過ごす男子高校生三人組が、初恋の少女と町に隠された不思議な謎に向き合う、ひと夏の青春怪異譚。

夕焼けのメロディが二度鳴る日。

神社の鳥居から現れた黒田小夜子の後ろには、確かに『誰か』がいた――。

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/24
  • 現在の作品あの子の後ろに、誰かがいる。