あらすじ
小説家である南右京は、最強の悪役の死をもって物語を完結をさせようとしていた。
そんな彼の前に、どこからともなく1枚の紙が現れる。
不思議に思って拾い上げると、自らの人生と死を悔やむような声が聞こえてきた。
まさかこの声は――そう思った瞬間、彼は気を失ってしまった。
ふと右京が目を覚ますと、見知らぬ男の姿になっていた。
この切れ長の目――どうやら自らの小説における最強の悪役「アデル・アーセン」に憑依してしまったらしい。
原作では、半魔族であるがゆえに帝国の6大名家によって滅ぼされるアーセン家。
その最後の生き残りであるアデルに残された時間は、あと数日しかない。
果たして能力も才能も主人公には遠く及ばない悪役の身で、自ら記した物語を覆すことはできるのか?