あらすじ
地味で孤独なサラリーマン・大河原 剛(おおかわら つよし/42歳)。彼の唯一の趣味は、仕事帰りに自宅の地下室で40年間、毎日欠かさず「壁を殴り、拳を突き出す」だけの空手もどきの自主練だった。
ある日、彼は突如として異世界の原生林に召喚される。そこは魔王軍の幹部すら生息する、人類未踏のSSS級超危険地帯。しかし、42年間ひたすら肉体をイジメ抜き、細胞レベルで「極致」に達していた剛の身体は、異世界の理(世界の魔力システム)を完全に超越していた。
「……ん? 蚊が鳴いてるな」
剛が迫り来る魔王軍の最高幹部(神竜)を、鬱陶しそうにただの手払いで消滅させた瞬間、異世界の常識が崩壊する。
魔法? 結界? 聖剣? そんなもの、限界まで鍛え上げた「大人の拳」の前にはすべて無力。
本人はただ「のんびりスローライフを送りたい」だけなのに、行く先々で無自覚に伝説を塗り替えていく、最強不条理おっさんの異世界拳王無双、ここに開幕!