あらすじ
売れない小説家・三栗野こまちは、家賃の安さにつられて古いアパート「笑福荘」に引っ越してくる。
しかしそこは、大家の福良だんごを筆頭に、やたら前向きな住人たちが集まる不思議なアパートだった。
朝から勝手に開かれる反省会、冷蔵庫のプリンをめぐる裁判、洗濯機の前で始まる人生相談。
静かに暮らしたいこまちの願いとは裏腹に、笑福荘では毎日くだらない事件が起こる。
けれど、笑っているうちに、こまちは少しずつ気づいていく。
自分が本当に欲しかったのは、静けさではなく「おかえり」と言ってくれる場所だったのだと。