あらすじ
社会人五年目の朝比奈 悠真は、恋人の白石 美月との結婚を考えていた。
誰が見ても幸せそうな二人。
笑い合い、
未来を語り、
同じ家に帰る毎日。
それでも悠真は、時々胸が締め付けられる。
「この幸せは、いつか終わるんじゃないか。」
高校時代、
大切な人を突然失った記憶。
「もう誰も失いたくない。」
その恐怖は、
愛が深くなるほど大きくなっていく。
一方、美月もまた誰にも言えない秘密を抱えていた。
過去に受けた心の傷。
誰かを信じたいのに、
信じることが怖い。
二人は互いを愛しながらも、
過去という”記憶(Memories)“に何度も立ち止まる。
思い出は人を苦しめる。
でも、
思い出があるから今の自分がいる。
涙の数だけ優しくなれることを知った二人は、
最後に”未来”ではなく”今日”を選ぶ。
これは、
過去を抱えた二人が、
幸せになるまでの物語。