あらすじ
──遠い未来。
テラフォーミング惑星【パルク】には、巨大な緑の海が広がっていた。
その正体は、音を奏でる植物型ナノマシン群『パルク・グラス』。
風が吹けばオルゴールが鳴り、陽光を浴びればファンファーレが響く。
まるで惑星そのものが巨大な遊園地のような世界で、若き庭師サキは今日も先輩レオンに怒られながら調律作業に励んでいた。
初夏の風が運ぶメロディ。
緑の大地を駆けるホバーボード。
これは、音楽を育てる庭師たちの日常の物語。
そして――。
誰も知らない、この星が奏で続ける本当の理由の物語。