あらすじ
夜永澄尚は、自分を普通の人間だと思っていた。
顔の良さだけで生きていけること。
顔が良いせいで死にかけること。
それ以外は、ごく普通だと信じていた。
それ以外に、自分には取り柄などないと思っていた。
しかしある日、尚は「あの世」と「この世」の間にある「その世」へ落ちる。
そこは、死後の世界ではなかった。
生きて帰ることも許されない、暴力に満ちた異世界だった。
顔の良さは、尚を守ってくれなかった。
必要だったのは、敵が自分を殺すよりも先に、敵を殺せる力だけだった。
知らない世界。
自分を殺そうとする世界。
そんな世界を尚は拒絶し、生き残るために暴力を手に入れる。
生きるために殺した。
帰るために殺した。
眠るために殺した。
殺される前に殺した。
殺すことに傾倒した尚は、次第に自分を見失っていく。
そうして出来上がったのは、
「守れない」
「救えない」
「助けられない」
敵を殺すことしかできない、殺人鬼だった。
※本作の制作にあたり、一部AIを活用しております。
本文は基本的に作者自身が執筆しておりますが、設定の整理、アイディア出し、構成の確認などにAIを使用しています。
また、AIとのやり取りの中で生まれた台詞や言い回しのうち、作品に適していると感じたものを一部取り入れております。
あらかじめご了承いただけますと幸いです。