あらすじ

「じゃあ、私と一緒に旅に出ましょうよ」 そう言って差し出された彼女の手を。しばらく見て――――視線を落として、もう一度、見て。 頭では正しくないことだって分かっていたはずなのに、どうして取ってしまったのか。 今でも、よく分からないままだった。 「必要じゃないから、なくなっちゃうのね」 「見送ってるのは、どちらかしらね」 ラーメンを食べて、遊覧船を見て。 旅と言うにはささやかすぎる時間を、過ごして。 「アンタは――――一年あったら、何する?」 その答えを出すまでに、かけた時間は――――。 大人になりきれない彼と彼女が過ごした、ほんの少しの旅のお話。

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小説を読もう2026/06/24
  • 現在の作品感情不在の少年と、余命一年の少女が出会ったら