あらすじ
恋愛は何がきっかけになるのかは分からない。ただ、人々平等に訪れる可能性のあるものであることには間違いはなかった。だが、時には異形染みた感情になりえることもある。
灰先霞。青春とは縁のない生活を営んでいた少年は、図書委員の仕事をこなすために図書室へ足を運んでいた。いつもと変わらない空気感。そう思われていた。
一度でも変数が混じり込んでしまえば、元の空気に戻ることはできなかった。まるで、上から処理をしていくプログラムのようにだ。
逃げ込んできた水宮。
追いかけてきたであろう白崎。
二人に挟まれる灰先。
望まなくとも、挟まれてしまう男が一人。
これが運命というならば素直に受け入れようではないか。