あらすじ
高校二年生の冬月朔は、ある日突然「世界の脚本」を読めるようになった。
人の頭上に浮かぶ奇妙な文字。
【第五話 告白】
【第八話 裏切り】
【最終話 死亡】
最初は幻覚だと思った。
だが、脚本に書かれた未来は必ず現実になる。
事故を予知して生徒を救い、事件を未然に防いだ朔だったが、その力を誰も信じず、やがて学園を混乱させた危険人物として退学処分になってしまう。
全てを失った帰り道。
朔は空に浮かぶ巨大な文字を目撃する。
【最終話 世界終了】
世界の終わりまで、残り七日。
そして脚本には続きがあった。
【世界を救う主人公 星乃紬】
それはクラスで誰とも話さない、存在感の薄い少女の名前だった。
だが彼女は初対面のはずの朔を見るなり、涙を浮かべてこう言った。
「……また忘れちゃったんだね」
なぜ彼女だけが自分を知っているのか。
なぜ世界は何度も終わっているのか。
これは、何度も世界を救い、何度も忘れられてきた少年と、たった一人だけ彼を覚えていた少女が、運命に書かれた最終話を書き換える物語。
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