あらすじ
何をやっても中途半端な男、海斗。彼には太陽のように眩しく、自分を育てるために全てを犠牲にしてくれた自慢の双子の兄がいた。
自分のクズさに嫌気がさしムシャクシャしていた夜、兄から諌められてしまう。悪いのは自分だ。分かっている。でも……
自分を心から心配する兄に八つ当たりのように反発し、夜の海へと船を出した海斗は、未曾有の嵐に巻き込まれる。
気づけばそこは、巨大な怪獣と肉食植物がうごめく「未知の異世界」だった。
逃げ場のない崖っぷち、死の間際に海斗が叫んだのは、兄への激しい後悔と謝罪。
絶望と恐怖の中、最期の時を待つ時、脳裏に浮かぶ兄の優しい顔。
もう一度ちゃんと会って謝りたかった。
だって俺は世界で一番兄ちゃんが大好きだから。
そんな不器用な男、海斗は再び最愛の兄と会うことができるのか?