あらすじ

王太子ジュリアンに婚約を解消された公爵令嬢リュシエンヌは、十二年間、一度も笑っていない。 幼い頃、彼女が心から笑った翌朝、最愛の姉がこの世界から消えてしまったからだ。 だが王太子は、北方での敗戦を勝利へ書き換えるため、リュシエンヌの笑顔に宿る祝福を利用しようとする。 そんな彼女の前に現れたのは、敗戦の真実を知る辺境伯アルベルトだった。 「僕だけは、君の笑顔を覚えているよ」 誰も覚えていない姉の名を知り、失われた歴史を記憶するただ一人の男性。 消された姉の存在。偽りの勝利。王家に隠された祝福の代償。 笑うことを恐れていた公爵令嬢が、自らの意思で真実を選び、王太子の嘘を暴くまでの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/24
  • 現在の作品公爵令嬢は笑わない