あらすじ
『龍恋奇譚 ―天輝、神意に抗えず―』
藏素天輝(くらもと・てんき)、30代半ばの気ままな旅人。
肩書きも野望も持たず、ただ風の向くまま気の向くまま――そんなお気楽な男が、ある神社で“神様”に出会ってしまった。
「ひとつ頼みがある。悩める龍の恋を成就させてほしい」
そんな突拍子もない願いに、最初は軽く断るつもりだった。
だが気づけば、神はどこにもいない。残されたのは願いと、男の足と、少しだけ揺らいだ心。
これは、人ならぬ恋に巻き込まれた、ひとりの中年男の物語。
探しているのは神か、恋か、それとも――もうひとつの自分か。
大人の恋と幻想が交差する、ちょっとビターで、時々甘い“縁”の連載譚。
天輝の思いをタイトルに
『水琴のしらべ~謹んでお断りいたします』はじまります。