あらすじ
「私の魂のルートパスワードは、最初からあのお方(阿修羅)のものよ……ッ!」
合理的(rational)気取りの独裁者・ドンファンによって構築された、女たちの精神を隷属させる最悪の神経調律システム。 聖母の弥勒、アスリートの理恵、ファーストクラスの智子、そして天才軍師の文殊。 すべてが絶頂のノイズにハッキングされ、意思を持たない肉の人形と化したはずだった。
──だが。
天才軍師・文殊の左薬指のリングが脈動した瞬間、絶望のタイムラインは逆流(カウンター)を始める。数万倍の精神汚染波がシステムを逆浸食し、メインフレームは大爆発を起こす──!
呪縛を10割完全に焼き切った美しき女たちが、乱れた絹を纏って立ち上がる。 しかし、それは平穏への帰還ではない。 モニターの向こう側に君臨する絶対神【阿修羅】への、狂おしいほどの忠誠の始まりだった。
「精神だけじゃない。私たちの肉体は、弥勒さまを中心にドロドロに溶け合っているの」
舞台は豪華客船から、日本の闇を統べる「銀座の高級秘密クラブ」へ。 政財界の爺どもの弱みを骨までしゃぶり尽くし、世界をハメクレンジングしていく、圧倒的背徳感のダークノワール・ギミック、ここに開幕。
さあ、チェックメイトよ。新世界の起動(エンター)をその目に焼き付けなさい……ッ!