あらすじ

舞台は永田町。 総理の地元で起きた大規模な買収疑惑。そのすべての泥を被らされた政務秘書官は、「俺は殺される」と言い残し、謎の失踪を遂げる。 真相を追う若き女性参議院議員・天馬薫子の前に立ちはだかるのは、内閣官房長官にして「参議院のドン」と呼ばれる男・石橋裕雄。 「国民の支持など、我々がいくらでも作って差し上げる」 どんなに世論が熱狂しようが、法案が衆議院で通過しようが、出口である参議院で彼が「NO」と言えば、法案は廃案となる。 彼が握る「拒否権(VETO)」こそが、総理の首すらも容易く刎ねる永田町の絶対的なルールだった。 裏金、秘書の暗殺、マスコミ操作、そして総理の暴走。 石橋が張り巡らせた冷酷なシステムの中で、天馬は究極の選択を迫られる。 自身の政治生命と事務所を潰してでも「綺麗な正義」に殉じるか。 それとも、泥を啜り、石橋の軍門に下って「真っ白な1億5千万」を受け取り、反撃の牙を研ぐかーー。

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小説を読もう2026/06/24
  • 現在の作品VETO 拒否権こそ、最強の権力。