あらすじ

通り魔に刺されて死んだ女子高生・結木日和(ゆうき・ひより)が目を覚ますと、そこは石造りの処刑台の上だった。 身につけているのは見覚えのあるドレス。眼下の群衆が叫んでいる名前は、自分のものではない。「悪魔の取り巻き、エルナ・ロウェル」——それは、彼女が死ぬ直前まで読んでいた長編ライトノベル『白百合の咎(とが)』に登場する、第一巻のたった三ページで処刑される 悪役令嬢の腰巾着、モブA の名前だった。 (私、続きを読めずに死んだのに……処刑される側に来るのは、さすがにひどくない?) 絶望する日和の視界に、ふいに 見慣れない文字列 が浮かび上がる。それは、向かい合う若き王太子 クラウス——原作のメイン攻略対象の、心のなかで紡がれる 「地の文」 だった。 【彼女は震えている。──震えるな。私が決めたことだ。あの薄い肩に、罪はないと知っているくせに。】 王子様は、彼女が無実だと知っている。 それでも処刑を命じる、その理由は——。 読みかけで終わったはずの物語の 「結末」を、日和は今、自分自身の命で読むことになる。 心の声を読む少女と、心を読まれる王子の、運命の逆転劇(ざまぁ)。

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小説を読もう2026/06/24
  • 現在の作品読みかけのまま死んだ小説の、悪役令嬢の取り巻きAに転生しました。 ──王子様の心の声が「地の文」で全部見えるので、もう逃げ場がありません。