あらすじ
「あ、ここ……ノベルゲームの世界だぁ」
そんな事を前世の記憶を取り戻した男は気づいてしまった。
しかもそこは頭痛が痛くなり聞けば床でごろごろするようなネームドキャラ達の詠唱飛び交う中二病世界で、自分の役割が闇落ちする踏み台だということを知ってしまった……のだが。
「ってことはあれじゃん、正前列で詠唱聴けるじゃん!」
その男は中二病を拗れに拗らせた重症患者であり、そのノベルゲームをこよなく愛する馬鹿だったのだ。
求めるはロマンであり、かっこよさこそが大正義、転生した理由などどうでもいい――あぁ俺は、主要キャラの詠唱が見たい! そんな欲望に脳を支配されたその男は、無自覚に理不尽を覆しあらゆる運命を蹂躙する。