あらすじ

――その針仕事は、国家を揺るがす地図となる。 “政略結婚”から始まる、愛と復讐のサスペンス・ロマンス。 大正、帝都。 陸軍の要職に就きながらも、誰にも心を開かず「氷の少佐」と恐れられる鬼島陸。 彼のもとに嫁いだ鞠子は、夫の冷たさに寂しさを感じながらも、刺繍の腕を磨き、静かに日々を過ごしていた。 ある日、彼女は陸が遺した亡き妹・千尋の図案に、軍の機密地図が隠されていることに気づいてしまう。 夫を陥れ、国を闇に葬ろうとする巨大な軍の陰謀。 その秘密は、陸だけでなく、鞠子の命さえも狙う危険な火種だった。 「私の針は、あなたの盾となる」 夫を救うため、鞠子は戦士となる。 刺繍の糸に機密を暗号化して縫い込み、華やかな夜会から極寒の北の戦場まで、二人は運命を切り開いていく。 氷のような夫の心を溶かすのは、妻の献身と、美しき針仕事。 そして、すべてを支配する「真の黒幕」への、華麗なる反撃の幕が上がる――。 これは、運命を縫い合わせる二人が、愛と真実を勝ち取るまでの物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/23
  • 現在の作品氷の少佐と、刺繍の針先に宿る恋