あらすじ

京東大学法医学教室で、助教・山田美月が遺体で発見された。  現場に残されたのは、法医学者・九条雅紀を示す防犯映像、入退室記録、血痕、そして「九条先生が記録を消しに来た」というメッセージ。死体を読む男は、一夜にして殺人容疑の指名手配犯となる。  報道は顔を晒し、ネットは過去を切り刻み、誰もが彼を犯人として語り始める。  だが九条は、遺体の“整いすぎた嘘”に気づいていた。  彼を信じる刑事、言葉を操る広報官、匿わない教師、街の死角を読む建築学者、傷を縫う医師。  仲間たちとともに、九条は自分の名を奪った事件の核心へ踏み込む。  死因とは何か。  記録とは何か。  人間を犯人として語るとは何か。  現代法医学ミステリ、ここに開幕する。 ーーーーーーーーー 登場人物紹介 九条雅紀 京東大学法医学教室の法医学者。死体の嘘を読む男だが、殺人容疑で指名手配される。 真壁彰 警視庁捜査一課の刑事。証拠の順番と現場の違和感を見抜き、九条を信じる。 二階堂壮也 警視庁広報課の刑事。報道、発表文、SNSの言葉を読み、炎上の流れを操る。 江口桜次郎 教師兼同人作家。軽口を叩きながらも、人を晒すことを許さない倫理の人。 鳳恭介 建築学者。建物の構造、死角、逃げ道から、事件に隠された動線を読む。 堀島岳斗 医師。負傷した九条の腕を縫い、命を削るような無茶を真正面から叱る。 山田美月 京東大学法医学教室の助教。死後もなお、事件の核心へ繋がる記録を残す。 伊藤蓮 医療データ企業の元エンジニア。 本郷教授 京東大学医学部のデータ倫理委員。山田が最後に相談していた人物。 清水輝 医療データ企業ルーメン・メディカルの代表。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/23
  • 現在の作品指名手配犯 九条雅紀